写真論TOP
 カメラとフラッシュの関係

 平成17年3月、NHK地方局が、ゴールデンウィーク向けに「きれいに
写真を散るコツ」
(と思ったが)と題し、録画出演の依頼を受けた。
そのときは、一般向けコンパクトデジカメを使ったが、本音を言えば、
操作的に得意ではない。
しかし、それでは出演する意味が無いので、とくにフラッシュに関する
内容に重点を置いた。

 フラッシュは、撮影するにあたり、フィルム(デジタルは撮像管)に映像
を写し込められる明るさが無い場合に用いられる、照明器具である。
かつてマグネシウムを一瞬に発火させ撮影する装置があったが、原理的に
は現在のフラッシュ
(ストロボ)も同じであり、いわば、暗いから松明を焚
くようなもの。

 かつて、報道カメラマンは、スピグラと呼ばれる大判カメラに発光装置
であるフラッシュガンを取り付け、一発勝負でスクープを捉えていた。
明るさが無い所で撮影する者にとって、カメラとフラッシュのコンビは定
番である。

一般向けカメラでフラッシュが内蔵されたのは、小西六の「ピッカリ・コニ
カ」が始まり。
以降、現在にいたるまでデジタルを含め、コンシューマー向けカメラは、
フラッシュ内臓が標準となっている。

 写真は、写らないと意味が無い観点から、光量が不足していれば、何ら
かの方法で写るように工夫しなければならない。
その方法として、フィルムや撮像管の高感度化、レンズの大口径化(いわ
ゆる明るいレンズ)露光時間、特殊なものとして赤外線の利用、そして照
明である。それぞれ、特徴があり、その特徴なりの画像への影響があるの
だが、フラッシュは、この照明に属する。

                                     次ページへ続く