写真論TOP
 はじめに
 写真は、真実の証明となるであろうか?答えは「ノー」である。
写っているものは、実写であったとしても説明とその説明と一致
しているとは限らない。
意図的にイメージを操作し、先入観を植え付けることに使われて
いることが多々ある。
 広告写真は、その例であろう。しかし、広告は見る側もある程
度は、想像ができるし、作り手も必ずしも悪意でやっているわけ
ではない。(誇大広告というのはあるが)
 しかし、これが報道となると悪質である。いわゆるプロパガンダ
がその例である。「写真は真実」というのは実は、盲点である。
 写真を生業にしながら、写真は、必ずしも真実ではない、という
説得を試みる。